中国 お金と暴力で社会を維持できるのか?

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3月5日、北京で第13期全人代第2回会議が開催され、例年のように大勢の陳情者が首都に殺到してきている。
陳情者が絶えない原因は、いくつもの冤罪事件がいつになっても解決されないからである。

湖南省永州市の唐さんは、娘が集団レイプの被害に遭い、容疑者と警官が手を結んだため、軽すぎた刑罰に不公平を感じて陳情したものの、却って労働教育を課せられてしまった。
国民の批判が殺到したため、処分は撤回されたが、彼女の行動を監視するため、地方の公安局は6年間で、年間財政収入の約3割を費やしたのだ。

中国の治安維持費用は地方が7割を負担しており、チベット ウイグル 北京の3箇所だけで予算の8割も占めている。
お金と装甲車による「治安部隊」で国民の抵抗を鎮圧しているため、地方に課せられた治安維持費用は年々増加する一方だ。